興福寺は、東大寺、春日大社と並んで奈良を代表する観光地なのに、行ったことがなくて。
奈良を象徴する風景として、テレビなどでも猿沢の池から見た興福寺の五重塔が映ります。
今回の奈良一人旅の目的は、
2️⃣第73回正倉院展を観ること
でした。
まずは、宿泊するアングランデホテルに荷物を置いて、道路を隔てた向かいにある、興福寺へ。
興福寺の歴史
興福寺は、四大寺(朝廷の祈願寺院。奈良時代は、薬師寺、元興寺、興福寺、大安寺)のひとつで、朝廷の尊崇も厚く、保護を受けていた格式の高いお寺です。
南都七大寺のひとつでもあります。
歴史は古く、白鳳時代には興福寺の前身(厩坂寺)ができ、710年の平城遷都の際に、高市にあった厩坂寺を移築、興福寺、と名前を変えました。
興福寺五重塔
730年に興福寺を創建した藤原不比等の娘の光明皇后が五重塔を建立。
1300年も前ですね。
落雷、兵火による焼失するたびに再建され、現存する五重塔は、1426年(室町時代)に建てられたものだそうです。
堂々の立ち姿。惚れ惚れ♪
高さ50.1メートル。
東大寺大仏殿の高さ47メートルよりも高いです。
木造で日本一の高さの建築物は、京都・東寺の国宝・五重塔 54.8メートル。
東寺の五重塔に次ぐ高さだそうです。
塔は釈尊の舎利(しゃり・遺骨のこと)を納める墓標であり、当時の仏教寺院においては権威の象徴でした。塔を建てることは仏法の護持であり、大きな功徳とされます。
興福寺HPより引用
なるほど~♪
国宝特別公開「五重塔」は、「令和大修理」前の御開帳
明治33年(1900年)以来、およそ120年ぶりの大規模修理が来春から始まります。
特別公開後は、屋根瓦の葺き替え工事が実施されるため、工事用の足場が組まれ、塔は覆われてしまうのだそうです。
観るなら今のうちに!
前期 2021年10月9日(土)~11月23日(火・祝) 会期中無休 ←もうすぐ終わります
後期 2022年3月1日(火)~3月31日(木) 会期中無休
拝観時間:9時~17時(ご拝観の最終受付は16時45分)
拝観料金(護符付き):大人・大学生 1000円 中高生 600円 小学生400円
護符付きが嬉しいです。
京都の金閣寺、銀閣寺も拝観料を収めると御札がいただけるのですが…こちらは古都税がらみの…(ry
拝観チケットは、国宝館受付・東金堂受付・勧進所にて販売されてます。
私は、こちらで購入♪
特別御朱印、もらいそびれました~(泣)
大失態!
五重塔のテントで書いてくださってたみたいですが、気づかなかった!
またとないチャンスを無にして悔やみきれません!!
次回の後期の特別拝観に行こうかしら??
塔本四仏
4組の三尊像は…
北 弥勒如来坐像 法苑林菩薩坐像 大妙相菩薩坐像
興福寺の五重塔の特別拝観は、五重塔の中に入って、間近で見れるのが嬉しいです。
東寺の五重塔の特別拝観では、基壇から、ネットが張られた小窓越しに仏像を除くだけなのです(これでも1000円!!)。
興福寺の方が迫力があって、細部まで観ることができてよかったです。
しかも、五重塔の心柱も見えるように 配慮されてました。
礎石から相輪まで、伸びた心柱は、屋根、建物とは繋がっていないため、地震が来てもゆらゆらするだけで、倒壊を免れていたんですね。
この耐震(制振)技術は、東京スカイツリーにも応用されているそうです。
素敵~♪
明治の廃仏毀釈の荒波を逃れたのはラッキーでした。
歴史的価値のあるものを、薪にしようとした薩長政権の暴挙、憎むべし。
東金堂
南円堂から見た東金堂と五重塔 ↓
東金堂は、五重塔の特別拝観中は、外から観るだけなのでパスしました。
南円堂
こちらは、西国三十三所第九番札所です。
御朱印を頂きました。
中金堂
南大門跡から撮影した中金堂。
当時は、南大門をくぐると正面に見えて感無量だったはず。
南大門は再建されないんでしょうか?
興福寺伽藍の中心になる最も重要な建物。
焼失・再建を繰り返し、享保2年(1717)に焼失した後は、1819年に「仮堂」を再建したものの、老朽化が進み 創建当時の様式で復元すべく
仮堂は、2000年に解体、発掘調査後、2010年に立柱式、2014年上棟式、2018年に落慶法要が行われたそう。
まだできて3年、ピカピカの中金堂ですが、こちらも今は拝観できません。
猿沢の池から五重塔を望む
猿沢の池と五重塔、というのは定番の景色。
私も写真に収めたい!!と 池へと下りていきました。
スタバが、最高のロケーションのところにありました^^
のどかな風景です。
ここから、ならまちをスルーしてw 旧大乗院庭園に向かいました。
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