世界遺産 東寺(=教王護国寺) 見応えあり!
新幹線の窓から見える東寺の五重塔。
有名で歴史ある寺院なのに行ったことがなかったので 伏見稲荷に行ったついでに行ってみました。
東寺は、平成6年に世界遺産に登録されたそうです。
京都のシンボル的存在、東寺の五重塔は、高さ54.8メートル。木造の塔としては日本一の高さを誇っているそうです。
近くから見ても、遠くから見ても美しい、五重塔です。
好日門から先は入場料が必要です。
好日門をくぐると 金堂、講堂、そして五重塔があります。金堂と五重塔は国宝です。
歴史的建造物大好きな血が騒ぐ!!
東寺は、794年の平安遷都の頃からあったようです。その頃は 東寺と西寺、対になって存在していたそうですが、西寺の方は、1233年に五重塔が焼失し、そのまま復興できずなくなってしまったようです。
東寺も源平の合戦や 足利尊氏と新田義貞の戦や、土一揆、落雷などで何度も焼失の憂き目にあっていますが、その都度復興し今に至っています。
歴史が脈々とこの地で紡がれてきたと思うと 歴史の教科書で習ったことがここに息づいている、その事自体、ありがたいような畏れ多いような、凛とした気持ちになります。
歴史を眺めてきた建築物にも歴史が刻まれていて ありがたく拝観しました。
歴史的建造物が好きなのは、そのデザインや構造にも興味があるのですが、古い建築物を見ているとはるか昔への想像を掻き立てられるのが好きなんだと思います。
五重塔 冬季特別拝観 2020年1月10日~3月18日
今回は、この五重塔の特別拝観の期間でしたので 中を見せてもらいました。
東寺は、嵯峨天皇が東寺を弘法大師に託したことから 真言密教の根本道場として有り得たのですね。
五重塔の一層目で密教美術を堪能することができます。
精緻な曼荼羅など見事です。開いた窓から覗くだけですので 空いていてよかったです。
現在 新型コロナウイルスの騒動で観光客がどこも激減しているようですので今がチャンスかも!
国宝 金堂
南大門越しに見た金堂。
境内は、たっぷりと空間を取ってあり、広々しています。
奈良のお寺の広い境内に似てますね、歴史を遡るほど、たっぷりと空間を使っていて、建物も大きいです。
嵯峨野や大原のお寺はこじんまりとしたお寺が多いように思います。
金堂の中には、ご本尊の薬師如来坐像に 日光菩薩、月光菩薩が侍っています。その大きいこと!壮観です!
観光客は皆静かに 拝観していました、厳かな気持ちになれる空間です。
ただ・・・かなり暗くて、もう少し明るく出来ないのかしら??
講堂
講堂の中には、如来(重要文化財)、菩薩(国宝)、明王(国宝)、希釈天、四天王などたくさんの仏像が祀られていて圧巻でした!
こんなにたくさんの仏像が大きなスペースに所狭しと並んでいるのを見たのは初めてのこと。見応えありました。
ここも…暗くて。
昨年、東京国立博物館で、「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅」が展示されました。
一体、一体、広いスペースに間隔を開けて展示されていたので明るいところで全体をゆっくり観ることができたようです。
南大門
重要文化財 南大門。立派な門です。
お堀
東寺の周囲にはお堀があって、風情のある佇まいです。
これは、戦火からお寺を守るために作られたとか。
796年から1200余年、東寺の自衛の策で戦火をくぐってきたのですね~。
今は、アオサギが日向ぼっこをしたり 水の中の餌をついばんだり、のどかな光景ですが。
京都駅から徒歩約10分。身近な観光地。京都で少し時間が余ったら 散策がてらに足を伸ばしてみては?と思います。
弘法市の立つ毎月21日に訪れるのも良さそうです^^
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