東京で迎えた新年。
元旦の初詣は神田神社、
2日は…息子の飼ってるわんこを連れてちょっと遠出の初お散歩。
蔵前橋通りにある鳥越神社と両国の旧安田庭園に。
わんこ立ち入り禁止だから、抱っこで対応。
私は鳥越神社の参拝はお預けで外で待ってました。
2日の午後は、恒例・初美術館。
昨年は、現在工事中の、三菱一号館美術館で「ヴァロットン 黒と白」を観ました。
目次:
上野の森美術館のモネ展はチケット売り切れ〜!
夕方の飛行機まで時間があるので、上野の森美術館のモネ展に行きたかったのですが、チケット売り切れ! 大人気!
翌日3日分も売り切れで、会期が1月28日と迫っているから、連日大盛況でしょうね^^
関西では
大丈夫! チャンスありでした!
初めての国立西洋美術館前は、ロダンの作品が野外展示
好みの範疇を外れるのですが、国立西洋美術館で開催中の
『パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展ー美の革命 ピカソ、ブラックから、ドローネー、シャガールへ』を観ることに。(一般:2200円)
タイトル、長〜〜!
地獄の門(オーギュスト・ロダン作)
1880-90年頃/1917年(原型)、1930-33年(鋳造)
ブロンズ 540 x 390 x 100 cm
地獄の門は、世界にある7 8体のうち、最初の鋳造とされるのが、松方幸次郎(元川崎造船社長)が依頼したこの作品とは…日本、第一号!!素晴らしい^^
ロダンはダンテの『神曲』に心酔していたため、装飾美術館の門扉を依頼された時に、まよわず、『神曲 地獄篇』を表したレリーフの連作にしようと決めたそうです。
結局、計画は頓挫、地獄の門もロダンの手元に置いたまま扉としての役割は果たさなかったようです。
現在、石膏型はオルセー美術館に鎮座しています。
そしてこの地獄の門から生まれたのが…
考える人(オーギュスト・ロダン作)
美術の教科書にも載っていますし、CMに使われたり、とても有名な「考える人」。
この人は、考えているのではなく…「見下ろしている人」。
地獄の門の一部を切り取って、独立した作品にしたのが「考える人」だったんですね〜
英語のタイトルはThinker
まさに考える人なのですが、これはロダンが付けたタイトルではなく、鋳造した職人の命名という説も…
ロダンの考える人は現存21体中、4体が日本にありどれもオリジナル。
版画のように、原型(原版)があればいくつでも複製が作れますが
フランスでは12体までがオリジナル、と決まっているそうです。
カレーの市民(オーギュスト・ロダン作)
見るからに、暗い気持ちになる、というか皆さん苦悩されているような姿。
これは、カレー市が カレー市民の命の恩人、ウスターシュ・ド・サン・ピエールを称える記念碑をロダンに依頼してできた作品。
ウスターシュを英雄として描くのではなく、絶望と苦悩の群像にしたことでカレー市民はがっかり…除幕式は完成から7年も経ってから行われたそうです…
弓をひくヘラクレス (エミール=アントワーヌ・ブールデル作)
まぁ〜、この力強いポーズ! 躍動感あります!
へラクレスが怪鳥ステュムファリデスを射ようと、弓を引いている、ギリギリギリと弓を引き絞る音さえ聞こえてきそうなほど。
これ、前にも見たな、と思ったら2年前に行った、箱根彫刻の森美術館の野外展示にありました。
東京富士美術館(東京・八王子)や呉美術館(広島)の美術館の他にも
新お茶の水ビルディング1階ロビーや、ヤナセの東京支店MBショウルームにもあるそうです。
ちなみにブールデルはロダンの弟子で、シャンゼリゼ劇場(1913年完成)の美術も担当したそうです。
…とチケット買う前から、見どころだらけの国立西洋美術館。
キュビスム展も大人気
下の絵は可愛くて好きですが…
丸みがある人間の体すら、直線的、幾何学的に表現するのはすごく奇抜な試みだったことでしょう。
それで、美の「革命」なんだ…納得。
フランスでは、
2月革命(1848年)以前の作品は ルーヴル美術館
2月革命(1848年)〜1914年の作品は オルセー美術館
1914年以降の作品は ポンピドゥー・センター
で、展示されているそうです。
私の好きな印象派の画家の作品が数多く収蔵されているのはオルセー美術館。
行かなくちゃ。
パリ市(ロベール・ドローネー作)
3人の裸婦もパズルみたいに描かれています。
色調が淡く、部分的に曲線もあるのでキュビスム作品の中では好きな作品。
婚礼 白い襟のベラ(マルク・シャガール作)
シャガールがキュビストだったとは! この度初めて知りました。
シャガールの絵は、愛妻・ベラの絵や恋人(夫婦?)の絵が多く見られ、ほのぼのとしたイメージ。
シャガールのムーブメントは、エコール・ド・パリ、キュビスム、シュルレアリスム、とされています。
撮影不可の絵画のみ、カメラ画像に斜線で表示、注意喚起されてましたが、ほとんどの作品は撮影OK。
とはいえ、来館者も多く、気になった作品のみ撮影しました。
エッフェル塔がそびえるパリの街並みを背景に、3人の裸婦を描いたロベール・ドローネーの、おしゃれでカラフルな大作《パリ市》など、サロンを舞台に活躍した「サロン・キュビスト」の作品も公開される。この作品をはじめ、同展では多くの作品が撮影可能(ただし、非営利かつ私的利用の目的に限る)。キュビズムの名画をスマホにおさめて楽しめる。
引用元:ぴあニュース 2023年9月15日
⚠️黒田記念館でも、絵画の撮影については同様の扱いでした。「非営利かつ私的利用の目的」ならOKということで「個人が」インスタやブログにUPするのは大丈夫、と言っていただきました。
関西では…
パリ ポンピドゥーセンター
キュビスム展—美の革命
ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ
2024年3月20日(水・祝)-2024年7月7日(日)
会場 京都市京セラ美術館[ 本館 北回廊1階 | 本館 南回廊1階 ]
建築物としては…
建築物好きなので、だれの設計とかいつできたかが気になる派。
国立西洋美術館自体は、建築界の巨匠ル・コルビュジエの設計で1959年に竣工。
これも歴史的建造物??
2007年重要文化財に指定。
世界文化遺産だそうです。
2016年(平成28)7月17日、イスタンブールで開催された第40回世界遺産委員会において、国立西洋美術館本館および園地を含む、ル・コルビュジエの建築作品群が「ル・コルビュジエの建築作品―近代建築運動への顕著な貢献―」として世界文化遺産に登録されました。
引用元:国立西洋美術館
複数のコルビュジエ作品が一括登録されたんですって。
コルビュジエは、家具のデザインもしてますが、コルビュジエといえば…のあのアイコニックなソファより、お値段以上◯◯リのソファの方が座り心地や機能面よさそう ^^;
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