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さすが加賀百万石!旧前田侯爵邸|洋館と和館とお庭(東京・目黒)

お庭と歴史的建造物が好きなので、ぜひとも行ってみたいと思っていたのが、旧前田侯爵邸です。

 

レトロ建築がたくさん紹介されている本にも載ってます。

 

かつて江戸には、各藩の大名屋敷があり、その広大な土地が今では大学の敷地や公園になっているので、東京に行ったら、少しずつ攻略したいな…と思っていて。

 

2020年に行った旧岩崎邸庭園は江戸時代、越後高田藩中屋敷跡だと知りました。

東京大学の広大な敷地は、旧加賀藩藩邸跡、六本木ヒルズの毛利庭園は、毛利甲斐守邸跡なんですね~♪

閑静な住宅街の中に佇む広大な敷地と前田侯爵邸

大名は、江戸に広大な敷地を有していたのだな…と往時に思いを馳せるのが好きなワタクシは、今回、東京大学駒場キャンパス横にある、旧前田侯爵邸に行ってみました。

 

京王電鉄井の頭線、渋谷駅から2駅、駒場東大前駅下車。

○○前、という駅名は各地にあれど、校門まで1分ですね、すごい近い!

東大前だっ!

ここから、グーグルマップを見ながら歩いていきました。

で、一番近い門が東門。

 

これは失敗!

北側に回って、正門から入るべきでした…orz

 

ここかしら?と恐る恐る入っていきました…

駒場公園東門、になってますね^^;

鬱蒼とした森の小路を進むと、

武家屋敷風の塀と門。

和館門と塀は重要文化財に指定されています。

和館も、当然重要文化財です。昭和5年(1930年)竣工。

和館の玄関から見た和館門。

深い緑の中に佇む邸宅です。

設計は、京都・東本願寺本堂の再建、芝増上寺大殿の完成に携わった佐々木岩次郎。

洋館と渡り廊下で繋がった和館は、迎賓館として、また四季折々の行事に使われていたそうです。

留学や駐在武官として、ヨーロッパ滞在が長かった前田利為侯爵は、内外の賓客をもてなすにふさわしい邸宅として洋館を昭和4年に竣工。

和館は、外国の賓客に、「日本らしさ」を見せるために作られた建物のようです。


お茶室もありますが、非公開でした。

 

和館に上がらせて頂きました(月曜休館)

2階は公開されていません。

◆廊下

廊下と言えど、畳敷きの立派な廊下です。

区切ったら、6畳間がいくつかできそうな広さ^^

左奥が主室、左手前が、お次の間。

◆御次之間と入り側

お次の間から庭へ出る手前にあるのが入側(いりがわ)。

濡れ縁と座敷の間にある一間幅の畳敷きの通路です。ここからお庭を拝見♪

 

お次の間の筬(おさ)欄間。

欄間と言えば、彫刻や透かし彫りが多いですが、筬欄間と言う、横桟を通したデザインの欄間でした。

◆御客間

床の間、違い棚、付け書院のある書院造り。

二条城を思い出しながら格調高い和室を拝見。

 

 

◆日本庭園

そんなに広くはないですが、築山、飛び石、石灯籠と左奥に小さな滝も設えて、日本庭園として整っています。

 

「洋館さんぽ EAST」に載っていた、旧前田侯爵邸 本邸

◆洋館

和館は月曜休館、洋館は月・火曜日休館、ということで 火曜日に行きましたので洋館には入れず。

いつかまた伺ってみたいです。

 

昭和4年から5年にかけて、前田家16代当主前田利為(としなり)侯爵は、駒場の約1万坪の敷地に、地上3階地下1階建ての洋館と、これを渡り廊下で結んだ2階建て純日本風の和館とを相次いで竣工させた。マツ・ケヤキイチョウシラカシなどうっそうと茂る駒場野の林をそのまま生かした奥庭や芝生の広場。使用人も100人以上いたという前田侯爵邸は、当時東洋一の大邸宅と人々の目を見張らせたものだった。

目黒区HPより引用

 

今回は、外側から撮影のみ。

洋館は当主一家の住まいになっていました

設計は、高橋貞太郎。

服部金太郎邸(服部時計店セイコー 創業者)、川奈ホテル、上高地ホテルなどを設計された方です。

イギリス貴族の館、カントリーハウス風のデザイン、テューダー様式。

屋敷の前は、車寄せ風になっています。

旧岩崎邸庭園も、門の前に丸い草地があってその周囲を車が回れる作りになっていました。

内部、外部ともに、建設当時の状態をとどめているそうですから、内部も必見。

今回は残念。

加賀藩主前田家 16代当主・前田利為の本邸は、元は本郷の東京大学の中にあったそうです!

本郷にある東大拡張のため、駒場東京帝国大学農学部実習地と交換したそうですが、「本郷では広すぎて生活に向かないため、駒場での質素な暮らしを望んだ」、といいますが駒場本邸も加賀百万石の名残りで、使用人を100人置いて、洋館の1階は、外交団や皇族を招くパーティーが催される社交場だったとか。

 

かえすがえすも鹿鳴館が取り壊されたのが残念です、観たかった!

薩摩藩邸跡地(東京都千代田区内幸町)にあり、1940年の取り壊されたそう・・・

文化財保護の精神がなかったのが惜しまれます。

だいぶ違うけど、バーミヤン遺跡の破壊を思い出してしまいました。

あぁ、もったいない。

◆洋館と南側の庭園を区切る塀と門

◆正門と門衛所

裏口(東門)から入門したので、正門から出ることになってしまいました。

門柱には駒場公園、の文字。

 

 

1人でさっさと見て回り、40分強の庭園、邸宅散歩でした。

歴史的建造物大好きなのでワクワクでした。

これで入場無料とは!! 感謝、感謝!!

◆前田育徳会

正門横にも素敵な建物があります、本邸と同じレンガ造り。

前田育徳会と書いてますね。

前田育徳会は、加賀前田家および前田侯爵家が収集した文化財を保存公開する公益財団法人。

 

収蔵品は、石川県金沢市の石川美術館、及び    加賀藩前田家奥方御殿と呼ばれた「成巽閣(せいそんかく)」で観ることができます。

 

成巽閣は、兼六園に隣接しているそうなので、今度金沢に行ったら立ち寄ってみたいです。

 

建物の中がどうなっているのか、興味津々です。

レトロ建築物好きにはたまらない外観。

大切に保存して頂きたいです^^

 

◆参考外部リンク

東京都生涯学習情報 旧前田家本邸

歴史を訪ねて 旧前田家本邸 目黒区

 

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