先日、参道から御殿門をくぐり、客殿から観た聚碧園をご紹介しましたが、
三千院には、まだまだ宸殿、往生極楽院、弁財天、紫陽花苑、金色不動堂、観音堂、小観音堂、円融房と見どころ満載です。
続きも写真多数です。m(_ _)m
宸殿と有清園
受付からすぐの客殿から廊下伝いに奥へ進むと宸殿があります。
門跡寺院(=皇族・公家が住職を務めたお寺)特有の建物で、ゆかりのある天皇、歴代門主のご位牌をお祀りしている建物。
心なしか厳かな雰囲気です。
聚碧園の作り込んだお庭と違い、杉木立と苔庭の野趣富んだ庭園になっています。
宸殿の前の一本道。↑
往生極楽院
三千院の歴史の源となるお堂で、もともとこちらが本堂だったようです。
阿弥陀如来(中央)と観音菩薩(右)、勢至菩薩(左)の三尊が祀られています。
阿弥陀如来さまは、光背が大きく、このお堂に収める為、天井が中央の部分が舟底型天井になっているのが珍しいのですが…
また靴を脱いでお参りするのが…^^: 面倒? 失礼してしまいました。
この阿弥陀如来に仕える菩薩様二体は、跪坐(きざ)という、前から見ると、正座しているように見える座り方をなさってます。(すぐ動けるように、踵をお尻につけて足裏が見えるすわり方)
仏像は、結跏趺坐(けっかふざ)というヨガの時の座り方(あぐらをかくような形)をされているのが多いのですが、珍しいです。
せっかくなのに…見逃しました。orz
屋根の中央部分が飛び出しているのがおわかりになるかしら?
案内板の向こうに見える赤い門が朱雀門。
かつて、往生極楽院を本堂としていたときは、この門から出入りしていたそうです。
わらべ地蔵
可愛いお地蔵様が、苔生しているので古いものなのかと思えば、彫刻家の杉村孝さんの作品とか。
弁天池とお地蔵様。
こんなに小さいお地蔵様が点在しています。
弁財天
「京の七福神」のひとつ。
弁天様は、池や湖、海など水辺にいらっしゃることが多いです、弁天池を護っていらっしゃるんですね。
紫陽花苑
少し進む度に素敵な風景が広がっていて、写真撮りすぎました。
石仏~慈眼の庭~金色不動堂
ひとけが全くなく、森の奥へ分け入る心地して、不安になってきました。
山から流れている水は律川(りつせん)。
三千院は、呂川(りょせん)と律川(りつせん)の間に建っているんです。
先日の記事、参道の横を流れる川は呂川でした。
せせらぎが至るところに流れていて、水音も涼しげです。
これが鎌倉石仏。鎌倉時代からここにいらっしゃるそうです。
定印阿弥陀如来。
定印とは、両手の中指と親指を合わせて丸を作ったような手の形のこと。
森閑としてちょっと怖いのでw
先に進みます!
本当に素敵な風景!
豊かな水の流れを見ているだけで癒やされます。
慈眼の庭
砂苔でしょうか? きれいです^^
観音堂
新しい建物。
平成10年建立。両脇に、小さな観音堂もあります。
二十五菩薩が祀られており、慈眼の庭は、この観音堂のお庭です。
金色不動堂
上から順路にそって道を下りてくると…
おっ? なんだか新しい建物…
護摩祈祷を行うために平成元年(1989年)4月に建立されたとか。
まだ30年ほどですね。
お参りして、こちらで御朱印を頂きました。
書き置きのみですが、達筆&好きな墨跡。
境内の外は杉木立。
境内も杉木立^^
こういうところに来ると、悠久の時の流れを肌で感じて、歴史ある国の誇り、みたいなものがむくむくと…^^;
三千院に別れを告げるときが来ました。
西方門。
御殿門正面の客殿 ↑
三千院は、少し歩くだけで風景ががらっと変わり、頭を巡らすだけで、新鮮な発見がたくさんありました。
それで、写真たくさん撮ってしまいました^^
まだ、行かれたことがない方に興味を持っていただけたら嬉しいです♪
さあ、律川を越えて、実光院、宝泉院に行きましょう!!
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