1年ぶりに会う神奈川在住の友人とル・パン コティディアン芝公園でランチのお約束をしていました。
私は、新幹線を品川で降りて、地下鉄・都営浅草線の大門駅から向かいました。
この大門は、長らく所有者不明で放置されていて手入れされておらず、東日本大震災で瓦が落ちるなどして安全面でも問題があったそう。
東京都との所有権問題が解決して、2017年に、ようやく80年ぶりの改修、化粧直しが行われたそうです。
真っ白と赤のコントラストが綺麗です。
そして…徳川家の菩提寺という事で、山門幕に三葉葵の御紋が!!
このまままっすぐ西に向かうと、日比谷通りに面して増上寺の山門が見えてきます。
大きい~~~~!! 威風堂々たる姿です。
奇跡的に戦火を免れました。
訪問日は、2021年12月23日。
お正月に備えて、着々と準備が進められていました。
立派な山門です。三解脱門(さんげだつもん)と言うそうです。
正面19m、側面9m、高さは約21m。山廊付き。
立派な二重門です。
昨年12月9日に行った、京都の東本願寺は、正面21m、側面13m、高さ27mと世界最大級ですが、増上寺も大きいですね。
ちなみに同じ浄土宗の知恩院の三門は、 高さ24m。
増上寺の三解脱門は、朱色で京都のお寺の山門とは一線を画しています。
増上寺は浄土宗七大本山のひとつ
ちなみに…浄土宗七大本山とは
増上寺(東京都港区)
光明寺(神奈川県鎌倉市)
善光寺大本願(長野県長野市)
金戒光明寺(京都市左京区)
知恩寺(京都市左京区)←知恩院ではない!
浄苑華院(京都市上京区)
善導寺(福岡県久留米市)
…だそうです。
大都会の真ん中に、広い境内のお寺!
ランチの後、ル・パン コティディアン芝公園から、徒歩1分で三解脱門なので、増上寺の中も観る気まんまんでした。
三門をくぐったら目に飛び込んでくるこの景色!
お寺と東京タワーという時代のコントラスト。
古くからあるお寺と近代的な東京タワー…
東京タワーは1958年12月23日竣工、ということは、この日は東京タワー、63歳の誕生日だったんですね^^
今は、タワーといえばスカイツリーに取って代わられていますが、デザインは、東京タワーの方が好みです。
パリのエッフェル塔を模したとの説、納得。
立ち姿が美しい♪
17世紀中頃の増上寺は、広大な寺有地に120以上の堂宇、100軒を越える学寮が甍ぶきの屋根を並べる、とても大きな寺でした。
増上寺HPより
正面に大殿が見えています。
門をくぐると…右手に
鐘楼堂 ↓
そうそう、この写真を撮りたくて、アマチュアカメラマン、スマホカメラマンが、レンズを向けていました ↓
大殿へ上がる階段は25段。
25菩薩を表しているそうです…と言ってもピンと来ない…^^;
都心にありながら広々とした境内。
将軍家の菩提寺としてそれはそれは栄え、境内は25万坪もあったとか。
それでも、明治初期の廃仏毀釈の影響でしょうか、境内地が召し上げられ神官養成機関が置かれたこともあるそうです。
増上寺の周辺は、広々とした芝公園が広がっており、こちらも増上寺の寺領かと思えば、この芝公園は、伊勢神宮の荘園だったそうです。
大殿は意外と新しい
こちらは昭和49年建立とか。
1945年(昭和20年)の戦災で一瞬にして焼けてしまった本殿。
再建までに時間がかかったのですね。
立派な建物です。
ご本尊は、黒本尊と呼ばれている阿弥陀如来。
徳川家康公が、戦勝祈願をしたことから、勝運、災難除けのご利益があるとされています。
何故、黒本尊と呼ばれたのか?
黒本尊の名は、永い年月の間の香煙で黒ずんでいること、また、人々の悪事災難を一身に受けとめて御躰が黒くなったことなどによります。やはり家康公の命名といわれています。
増上寺HPより引用
三解脱門は、鮮やかな朱色ですが、大殿は、チョコレート色。
朱塗りの建物が多い中、珍しいな、と思いました。
御朱印は大殿右横の安国殿の中でいただけます
こちらが 安国殿 ↓
中に入ると御朱印受付があります。
黒本尊の御朱印 300円
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