毎年、3月に東大寺・二月堂で行われる修二会=お水取りのニュースを楽しみにしているんです。
お水取りが終わると春が来る、って言われてて、年によって、春が来るのが早い年も、遅い年もあるけれど、お水取りを心待ちにするワタクシです。
東大寺大仏殿には何度か行ったことがあったのですが、二月堂へ足を伸ばすのは初めてでした。
東大寺の南大門を過ぎて少し歩くと、二月堂参詣道の道標。
左へ進むと東大寺大仏殿、右へ進むと、大仏殿を経由せず、まっすぐ二月堂方面に抜けられます。(鐘楼の先に出ます)
私は、東大寺大仏殿から、鐘楼を見て、このなだらかな階段を上がっていきました。
法華堂(三月堂)
重要文化財 法華堂経庫
校倉を見たのは初めてでした。
正倉院は、近くでは見れないため、時間を割いて「校倉」をわざわざ行くのもな…と思っていたら、こんなところで見ることができました。
もとは正倉院の西北150メートルのところにあったものをここに移築したそうです(1696年)。
今は、住職試験の際に使われる論議台が保管されているそうです。
三月堂の前は、手向山八幡宮
この度は幣もとりあへず手向山 紅葉の錦神のまにまに (菅原道真公)
手向山(たむけやま)という山はどこにあるのか、とは思っていたけど、こんなところにあったのね。
いよいよ二月堂へあがっていきます。
見上げるような本殿。
この、本殿の周囲の廊下を、修二会では、お松明を持った僧侶が駆けていかれるのですね。
お松明から火の粉が散る様子を下から捉えた映像をよく見ますが、こんなに高いところにあるんですね。
急な石段をあがっていきます。
石段あがって右手が納経所。
納経所
ここで、三十三所の御朱印を頂きました。
こちらのお寺では「散華」(三十三所1300年記念行事の蓮の花びらの形のお守り)は配布してないそうです…
あ!番外札所になってますね!
御朱印 300円
手水舎
【国宝】二月堂(本殿)
今までに二度の兵火にも焼け残ったのに、1667年、お水取りの最中に失火で焼失…って…あかんやん。
2年後に再建されたそうです。
その間、修二会の行事、どうされてたんでしょうね。
752年から、毎年コロナの年も欠かさず行われてきた修行ですが。
廊下を左手に進んでいくと…
たくさんの灯籠が並んでいます。
二月堂正面
そして振り返れば、この景色!!
素晴らしいロケーション!!
清々しい気分になります。ここの廊下をお松明が走るのですね。
帰りは、屋根付きの登廊を下りていきました。
閼伽井屋(あかいや)で汲み上げたお水取りの香水は、ここから運ばれるのでしょうか。
↓ 石柱で囲まれた建物が閼伽井屋です(ご本尊にお供えする聖水を汲む井戸のある所)
下りたところに 「左大仏殿道」の道標。
左に行くとすぐに若狭井のある「閼伽井屋」があります。
私はそこは見ずに、次の目的地へ。
石畳が綺麗です。
人通りも車の通りもなく、タイムスリップしたような気分になりました。
次の目的地は、余り知られていない名庭、吉城園(よしきえん)です。
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