グルメ&旅行ブログ 今日もhappy

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【早春の山陽路】道の駅みつで室津の牡蠣からの備前・閑谷学校へ

日差しは春ながら、まだまだ風は冷たいですね…

 

牡蠣は1〜3月が最盛期、ということで兵庫・たつの市にある 道の駅みつへ殻付き牡蠣を買いに行ってきました。

 

更に足を伸ばしてお隣の岡山県備前市にある旧閑谷学校(しずたにがっこう)にも行ってきました。

室津港で水揚げする牡蠣は大粒でプリップリ!

室津から西へ、相生、坂越、赤穂、日生(岡山県備前市)…と牡蠣の名産地がずらりと並んでいます。

 

このあたりの牡蠣は身が大きくてプリップリ♪

1〜3月が最盛期ですが、6月ごろまで水揚げしているようです。

 

こちらから向かうと一番近いのが、室津漁港。

ここで水揚げされた牡蠣を道の駅みつ(たつの市)の魚菜屋(ととなや)さんが販売されています。

 

道の駅みつ(御津)には室津港で漁れた新鮮な魚介の他に野菜や特産品も売ってます。


遅ればせながら、阪神優勝の「アレ!」(海苔の佃煮 本当の名前は、アラ!)も購入できました^^

 

道の駅みつ(御津)は、はりまシーサイドロード(250号線)沿いの高台にありロケーション最高!


波打ち際まで下りることもできて、『幸せに鳴る鐘』など「インスタ映え」ポイントも用意されています😉

2階のデッキテラスでは海鮮BBQもできるみたいです、今は寒くて無理ですが。

とにかく、ここからの眺めが素晴らしい♪

春の海 ひねもす のたりのたりかな

水面のきらめきは…ずっと見ていても飽きないわ。

 

さて買うもの買ったし、まだ10時、岡山県備前市にある閑谷学校に行ってみることに。

 

閑谷学校は世界最古の「庶民のための」公立学校

道の駅みつから車で小一時間ほどで到着。

 

岡山藩池田光政によって創建された、現存する世界最古の庶民のための公立学校。

静かな山間にこんな立派な学校が…と、ちょっと不思議な感じです。

藩主・池田光政がこの地を勉学にふさわしい地と称賛し、家臣の津田永忠が30年の歳月をかけて、今の形に整えたそうです。

 

2015年「近世日本の教育遺産群」として「日本遺産第一号」に認定されています。

 

閑谷学校特別史跡、中でも一番大きな建物、講堂は国宝。

その他多くの建物が重要文化財です。

 

建物群は屋根瓦が備前焼なのも味わいがあります。

備前焼ならではの窯変で、微妙に瓦の一枚一枚色が違っていて
近くで見ると火襷のかかっているものもありました。

校門

パッと見て気づくのが屋根の色。

微妙に色ムラがあるのは、備前焼ならでは。

なんだか贅沢ですよね^^

閑谷学校の正門、聖廟の表門でもあるメインの門です。

江戸時代 門の正面には「学校」の扁額が掲げられていたそうです。今は…

新しい板に閑谷学校、の文字。

 

建築年代は17世紀後期〜18世紀初頭。

左右に火灯窓を持つ部屋を配置し、屋根には鯱をのせ、入口も上端の角を丸めるなど、中国の建造物の影響を受けた意匠となっている(説明板より)

 

ちなみに…鯱を初めて屋根に載せたのは、織田信長だそうです。

講堂

学問の殿堂。

閑谷学校を代表する建物で国宝に指定されています。

左奥が講堂、右の白壁が閑谷神社(写真下)、広々しています。

講堂は、1701年の建築です。

広〜い!

床は拭き漆で塗装されていてツヤツヤです。

床紅葉になりそうな艶感…紅葉がないけど ^^;

学舎ですが、花頭窓がお寺の風情です。

普段は立入禁止です。

 

今でも講堂の床に正座して論語など四書を学んでいるそうです。

 

習芸斎

講義室のひとつ。

ここでは 毎月3、8、13、18、23、28日に五経易経 諸教 市況 礼記 春秋の講義が行われ、

朔日には農民も聴講することができる「朱文公学規」の講釈が行われた場所。

部屋の隅にわら座布団が積み上がっていました。

飲室

1672年建築

生徒の休憩に使用された部屋。

部屋の中央に炉がありました。

当時はここでお茶を飲みながら休憩していたんですね。

 

小斎(御殿)

1677年の建築。

藩主が学校を訪れた時に休憩する所。

床や炉も儲けられ こけら葺きの屋根、面皮柱(四隅の皮を削り残した柱)を使用しています。

茶室風の建築になっているのが写真からもわかります。

小斎は、残念ながら内部非公開です。

 

閑谷神社

なだらかな階段を上がっていくと、閑谷神社があります。

こちらは、池田光政公をお祀りしています。

 

聖廟

敷地内には聖廟(孔子廟)もありました。

儒学の祖、孔子を称えています。

聖廟前の階の木は、なんと、中国・山東省曲阜にある孔子墓所、孔林から持ち帰って種から育てた楷の木。

楷の木は、各地の孔子廟に植えられていて、「学問の木」と呼ばれているんですって。

金色に輝く孔子像は、年に数回のみ特別公開されるそうです。

 

藩主・池田光政の功績

東京・湯島聖堂の講堂で学んだのは武士ですが、ここ閑谷学校では庶民にも学ぶ機会が与えられていたんですね

池田光政公、グッジョブ GB👍

播磨姫路藩主、稲葉鳥取藩主を経て 岡山藩主に。

 

全国初の藩校を開いたり、手習い所を数百箇所作ったり、教育の充実に務めた方だったんですね。

 

2015年4月に「近世日本の教育遺産群」として

特別史跡弘道館、史跡足利学校跡、史跡咸宜園跡などとともに「日本遺産 第一号」に認定されています。

石塀

石組みの塀が、学校を囲んでいます、その長さ765m。

お城と間違われないようにという配慮で低く作ってあるようです。

びっちりと組まれているので美しいです。

上部をかまぼこ型の柔らかいカーブを描く形にした塀が珍しいです。

学校がしっかりと守られている感があります。

椿山

敷地の外に椿山というヤブツバキが400本ほど植えられた場所があります、それが椿山。

この奥にトトロがいたりする?

なんだか、独特の雰囲気…

行き着いたところは

池田光政の遺髪や爪、歯などを収めた供養塚「お納所」。

 

3月4日、椿はとっくに終わっていて、落椿の一輪すらありませんでした。

 

そろそろ梅が咲き始めていました。

日曜日でしたがのんびりとのどかな景色の中で過ごせました。

 

大きな駐車場があるのですが…紅葉のころには満車になるのでしょうか?

 

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