寒い日が続いたりして 今週末がちょうど見ごろみたい
というわけで、夙川(しゅくがわ)の桜見物かたがた
ちょうど無料入場券がある、ということで 夙川に近い大谷記念美術館へ
「韓国の民画と絵本原画展」を観に行ってきました
行く前は 美術館は 桜見物の「おまけ」だったのに
行ってしまえば、なんと意外にもこの展覧会が本日のメインだった!
肌寒いのと 曇りがちの天気と言うこともあり
桜見物に気合が入らず 美術館の方が良かった、という結果に
住宅街の中にある大谷記念美術館は
実業家・大谷竹次郎氏が邸宅と絵画コレクションを西宮市に寄贈されて出来た美術館
まず入り口を入ると目に飛び込んでくるのが 正面ロビー前の見事な日本庭園!
広々としたロビーにいるだけで のんびりと癒される~
まず 1階の絵本原画展へ
絵本の原画と言うだけあって 動物モチーフのかわいいお話の原画が
一枚一枚 額に入れて展示されています
韓国の昔話や イソッブ寓話のようなお話は
描かれているのは 昔の装束の韓国の庶民・農民の姿
日本人には珍しく感じるけど 韓国の子供たちはこうやって
昔の朝鮮の風俗を子供の頃から学んでいくのね
もちろん現代の絵本の原画もあって
どれも細密に描かれていて 観てるだけでも楽しーい♪
原画というのは 描き手の息吹を感じられるのがいいですねっ
筆致などが 手に取るように分かるのが面白いの
2階の展示場に入ったときに ジャンジャカジャ~ン♪と鐘の音がっ!
何? と顔を見合わせて 吹き抜けからロビーを覗くと
数人の鐘や太鼓を手にしたプンムルノリ(풍물놀이)の人たちが入ってきた!
慌てて 1階ロビーへ 階段を駆け下りたら 既に大勢の人垣ができてます
「韓国の民画と絵本原画展」は今日が初日なので オープニングイベントが催されたのでした
ラッキー
太鼓や鐘を打ち鳴らし
長いリボンの付いた帽子(サンモ、と言うらしい)を被った踊り手が頭を回せば
面白いように リボンがくるくると輪を描いて動き 見ていて楽しい~
勢いがつけば 顔を左右に動かすだけで リボンが回ってます すご~い
コンサートが一段落したところで中抜けして 再び2階の展示室へ
ここは 民画が展示されています
宮廷画家が描いた絵ではなく、旅の絵師が描いたと言う絵が
屏風などに表装されて展示されているのです
描かれた当時の 庶民の暮らしが分かって興味深いの
歴史の教科書に出てくる 聖徳太子の図にそっくりな絵があったり
月の絵には うさぎが餅をついてたり、と 日本の文化が
大陸から渡って来たんだ、と改めて気づかされました
今回の展覧会はサンテレビも後援という事もあってか
カメラクルーが来て 原画の写真をカメラに収めてました
イベントのお知らせ情報番組に使ったりするのかもね?
約 2時間、たっぷり楽しみました
外に出たら 風が冷た~い
肌寒さから 桜花を愛でる心の余裕も無くし 夙川沿いの桜並木の土手を歩いて
ランチのお店へまっしぐらっ!
花より団子