予想外の連休に翻弄される
中国では 例年5月1日は労働節(メーデー)でお休みなのは知っていましたが 今年はなんと 2日と3日もお休みにして 翌土曜日を含めて 1~4日の4連休になったそうです。
連休にして 観光で消費を促すという目的で国務院が3月22日に発表していたようです。
中国では急遽発表される、ということが多いらしく 今年の4月からの消費税(増値税)の引き上げが発表になったのも3月(前月)らしいです。日本では考えられないことですが…。
旅行会社のパッケージツアーなら 事前にお知らせがあったかもしれませんが 個人旅行のため、つゆ知らず。
こういうホッとなニュースは 検索では出てこないのが残念。
そのため 観光名所の 拙政園、留園、虎丘などには 観光客は車で近くにはいけないことが 行ってみてはじめてわかりました。
帰国してから調べたら「日本中国友好協会兵庫県連合会」というサイトで、
「日本も最大10連休と重なりますので渡航される方は交通機関の混雑などにご注意下さい。」と注意喚起してくれてるんですが…今頃知っても後の祭り。
拙政園は事前予約が必要
もうひとつ知らなかったのが 拙政園の入園について。
混雑が予想されるため、事前に拙政園HPにて予約した人しか入れないシステムになっていたようです。
拙政園には 大勢の人が スマホを片手に並んでいました。
予約証はスマホで受け取れる仕組みになっていて QRコードを見せて入園するようです。
拙政園のホームページは??と帰国後検索してみたのですが出てこず。
日本人にはかなりハードルが高い拙政園の入園予約。
これは 今年限りの措置なのか、それとも 今後は、毎年5月の労働節あたりを日本のGWのように連休にするのか 来年、ゴールデン・ウィークに拙政園観光に行かれる方は注意が必要です。
何も知らずに 夏日で強い日差しが照りつける中 早足で向かった私達は骨折り損のくたびれ儲けでした。
パッケージツアーなら、万が一 事前予約が必要だとしても 旅行会社が手配してくれるのかもしれませんね。
拙政園周辺見どころ
拙政園の隣に蘇州博物館がありますが 予定していなかったのと 博物館は観るのに時間がかかるためパスしました。
周辺には獅子林という太湖産の穴のあいた奇岩(留園にもあります)を使った 築山の庭園があるのですが、こちらも予定になかったのでパスしました。
拙政園の先には、蘇州動物園もありますが予定になかったのでこちらもパス。
水郷の街 蘇州
蘇州は太湖、金鶏湖、陽澄湖などの湖に囲まれていて たくさんの水路がそれぞれつながっていて 風景に趣があります。
東北街沿いの町並み
拙政園に入園できないなら、と留園に行くことにしました。
駅に向かう東北街の両側は 土産物屋さん(扇子のお店が多い)やレストラン、雑貨屋さんが並んでいて賑やかです。
拙政園も 周辺の道路も 車道まで人が溢れています。
裕興記は、蘇州麺で有名なお店です。お昼時は過ぎていたので お昼の入店待ちに使ったと思われる 入店待ち用の椅子がずらりと並んでいました。
扇子がいっぱいです。
皮市街(ピーシーガイ)は プラタナスでできた緑のトンネル。
この日の気温は27度ぐらい、日差しも強かったので しばし緑陰で一休み、ホッとしました。
皮市街は、野菜や果物のお店が多いところらしいです。
北東路沿いのお店とお店の間には細い路地があちこちにあり つい奥の方まで行きたくなってしまいます。
昔ながらの風情を観るのが楽しいです。
拙政園の最寄り駅前 北塔寺は最古のランドマークタワー
拙政園の最寄り駅、北塔寺。駅前に駅名になっている北塔寺、正式名は報恩寺。高さ76m、8角9層の塔は、三国時代に建てられたそうです。
もう1700年以上も ずっとこの街を見守って来たと思うと感慨深いものがあります。
当時76mというと 摩天楼だったでしょうね…
呉の名将・孫権が母親の恩に報いるために建てたので報恩寺という名前になったお寺の境内にありますが 留園に行くことになったので 拝観はパスしました。 蘇州の名勝 虎丘の「中国のピサの斜塔」に似てますね。
虎丘にある斜塔は宋代に建てられたもので こちらの塔よりずっと後の建築物です。
↑ 北塔寺こと 報恩寺。
駅の近くのお店で帽子を買いました。あまりの日差しの強さと暑さに、帽子必須!
薄いピンクのつば広ハット、黒のグログランリボン。つばの縁にはワイヤーが入っているので形状を調節できます。
さて、この帽子はおいくらでしょうか?? ^^
じゃ~ん! なんと 10元! 日本円で160円です! アンビリバボー!!
買っておいてよかった、旅行中大活躍でした。
to be continued…