お蕎麦を頂き、出石城跡を見終わったら、13:30、さあ次どうする。
帰ろっか…夫said
はぁ?? まだ日も高いというのに。
時間とガソリン代と高速代かけて来て、滞在時間1時間半とか。
あり得ん。
ということで、歴史ある場所を見て回ることにしました!
目次:
近畿最古の芝居小屋・永楽館
入館料 大人 400円
大手前駐車場に案内看板が出てました。
永楽館は、明治34年、1901年に開館、昭和39年(1964年)閉館。
45年の年を経て大改修が行われ、2008年に息を吹き返しました。
ミントグリーンの鎧戸と窓枠が可愛い芝居小屋。
いずし観光センターで一休み
大手前駐車場の横にあるのがいずし観光センター。
観光案内とお土産物を販売、カフェ、トイレもある 観光客に便利な場所。
お昼は軽めのお蕎麦で早くも小腹が空いたアテクシ。
観光センター隣接のカフェ、和(なごみ)カフェでなんか食べたい。
店頭の看板を観て…そば茶プリンも捨てがたいけれど…
そばざんまいパフェ、和スイーツ♪ テイクアウトで605円
ちょっと言葉で表現しにくいのですが、独特の和の雰囲気のジェラート。
お団子と粒あんときなこ、更に底にそばぼうろ、懐かしの味…。
美味しかった〜!
和カフェの隣には土産物とお蕎麦屋さん横丁があり(写真:下)、中でも狩野牧場のアイスクリーム屋さんが大人気で行列ができていました。
たくさんのお味があるので迷う楽しみも^^
この辺り、重要伝統的建造物群保存地区に指定されているので、城下町の風情が感じられますね。
出石城跡の、稲荷曲輪から城下町を眺めると切妻屋根が並んでいてきれいです。
景観が守られているんですね。
出石藩家老屋敷は見どころたっぷり、枝垂れ桜も美しい
入館料 200円
大手前駐車場に隣接している建物で、隣に豊岡市立美術館があります。
美術館は観てません。
歴史的建造物が大好きなので、家老屋敷に行ってみました。
入館料 200円とお安いのであまり見どころがないのかな、と思ったら、さにあらず!!
予想以上に興味深く、お値段以上に楽しみました。
門を入ったところに立派な枝垂れ桜があります。
こちらの桜は夜間ライトアップもされていて、毎年甘酒が振る舞われているようです。
今年は残念ながらもう終わってしまいました。(3月24日、25日 19:00〜20:30)
甘酒飲みたい方は来年頑張りましょう。
家老屋敷です ↓
建物の外観は、平屋建に見えますが、内部には隠し階段が仕組まれており二階建です。二階は刀を使い難くするためか天井は低く造られ、屋根上への通路も存在します。これらは、襲撃に備えて造られたものと推定されています。
但馬國出石観光協会HPより引用
隠し階段
梯子段のように踏み面が狭く急でこれを跳ね上げると、天井と一体化して2階があるとは気づかないようになっているんですね。
隠密の出入口
屋根伝いに出入りでき、外へ通じているこちらの棚。
有事の際の逃げ道確保、隠密の出入り口になっていたとのこと。
ドラマのようです…隠密はやはり、屋根伝いに走ってするっと屋根裏に偲んでいたんですね。
興味深い…忍者屋敷のようですね。
2階の天井は低く、刀を使いにくくするため、とのこと。
抜刀しにくいですし、斬りかかりにくいですね、確かに。
1階は大名行列に使われたものを展示物
欄間なども低い位置に付いてます。
ショーケースの中は、奴さんが持つ毛槍の先が収められています。
白鳥など水鳥の羽根や熊の毛でできているんですね。
リアルな家老が座っていてドキ〜!!
金紋先箱、豪華な駕籠…大名行列の道具を展示
童謡の「毬と殿様」
てんてん手毬てん手毬…の2番、表の行列なんじゃいな 紀州の殿様お国入り
金紋先箱 供揃い〜 の金紋先箱、これか〜!!
大名行列の先頭の者に持たせて、威儀・格式を示す金紋をつけたはさみ箱、だそう。
歌詞でしか知らなかったものが目の前に…
隠密の抜け道や金紋先箱を観て、ドラマの中の江戸時代が現代と地続きなことを改めて感じました。
立派な塗の駕籠は重いでしょうね。
こんな狭い空間に入ったままじっとしてるより、むしろ歩きたいわ^^
子供用の駕籠 ↓
こんな狭くて暗いところに閉じ込められて…子供も身分が高いと可哀相なことになりますね…
毎年11月3日に「出石お城まつり」が開催されます。
大名行列が内町通りを練り歩き、子供も大名行列に参列するんですね。
子供大名行列のお道具(毛槍)が並んでいました。
出石城俯瞰図と有子山城縄張り
俯瞰図は、自分の目で見るのと違い、立体的に捉えることができて楽しいですね。
昔はお堀も整備されていたのに…今は影も形もないですね。
大手門は、現在、出石のシンボルともなっている時計台、辰鼓楼の辺りにあったそう。
辰鼓楼の土台の石垣は、大手門の石垣なんですね。
縄張り図
縄張り、という言葉は、「縄張り争い」と言うテリトリーの境界線紛争の時に使うための言葉として理解していたのですが、
第166回直木賞を受賞した今村翔吾著『塞王の楯』を読んだ時に、本来の縄張りの意味を知りました。
縄張りは、築城の際の設計図。
本丸、二の丸、三の丸をどこに持ってくるのか、という曲輪(山の斜面を拓いた平地)の取り方、守りに強い城になるのか、考える役割の人がいるんですね。
『最王の盾』では石垣を作る職人たちの話で読み応えがありますから お城や築城に興味のある方にオススメの本です♪
で、縄張り図を見て、こういう意図でここに作ったのか…と、地形などと合わせて見ると面白いですね。
まだ書ききれないので、明日に続きます。
ごはんの記事はちょっと待って〜!!
to be continued…
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