朝から出雲大社に行った後は…ホテルに帰るには早すぎるので、松江城に行くことに。
外側の体裁はお城でも、中は今風、名所が多い中、往時のままのお城を観ることができるのは貴重♪
歴史的建造物好きにはたまりませんっ!
目次:
日本の道百選、城下町の風情そのまま残る塩見縄手を行く!
正面に松江城が見えてきます。
突き当りに大手前駐車場 67台、ハイ、満車〜!
37号線に沿って進み、北堀橋を渡って、お掘り端を走ります。
とても気持ちのいい所…と思っていたら、これが日本の道百選の「塩見縄手」だったんですね。
お城の北西にある城山西駐車場に駐車しました。
こちらの駐車場も、入庫の券をお城に持っていくとお城で50円引きのサービスを受けられます。☝️
写真下は、へるんの道沿いにある松江堀川地ビール館の奥にある松江堀川遊覧船のりばです。
へるん、とはラフカディオ・ハーンのハーン=Hearnをへるん、と読んだのですね。
城山西通りからラフカディオ・ハーン邸までの東西400メートルの道。
遊覧船には、30年以上前に松江を訪問したときに乗ってみたいと思ったものの果たせず、今回も…寒すぎてまた諦めました。
松江は水の都と言われているそうですね。
宍道湖と中海をつなぐ大橋川の支流が松江城の周りを廻っているので、遊覧船は、お城のお掘りだけでなく、松江の市街地も見て回れるようです。(1日乗車券 大人1500円)
あら、うっかり小泉八雲記念館の写真を取り忘れました orz
松江城をゆっくり見たいので記念館は入らず、以前行ったときには入ったのでもうよい。
日本の道百選の塩見縄手(県道37号線の一部)
松江城、東側のお掘り端
スカーっとして気持ちのいい道!さすが日本の道百選。
小泉八雲記念館
小泉八雲旧居
田部美術館
八雲庵
武家屋敷
縁の宿 北堀
…と武家屋敷の名残の佇まい、どこかしら凛とした空気が流れています。
小泉八雲記念館から、明々庵入り口まで「伝統美観地区」として景観が守られているようです。
松江藩中老の塩見小兵衛の屋敷があったことから「塩見縄手」(縄手は一本道の意)と呼ばれたんですね。
お堀端の歩道を行くとダイナミックに張り出した枝がアーチになっています。
この松は「ハートのくぐり松」という名前で、
下の写真とは反対側にある枝の切り口がハート型になっている…というのは、かなりのこじつけのような…^^;
何某かのご利益あるといいですねー(棒読み)
道なりに進んで行くと白壁の島根県知事公舎があり…
宇賀橋がかかっています。
随分老朽化してますが趣きがあって、歴史的建造物が好きなワタクシはワクワク。
この橋から少し離れて、橋とお城(写真右方向)を一緒に撮影すると、素敵な絵になります。
私は…撮ってないっ!orz
お掘りを遊覧船が行く〜♪
なんとのどかな風景♪
またいつか、行ってみたいです!
石垣の奥がお城です。
奥に見えている新しい橋の前に、
松江歴史館
元家老屋敷で松江にまつわる様々なものを展示されています。
時間がないのではいりませんでした。
北惣門橋
家老屋敷(現・松江歴史館)前のお掘りにかかるのが北惣門橋です。
新しい! 1994年に復元されるまでは、明治中期に作られた石造りの眼鏡橋だったそうです。
史跡にふさわしく!と江戸時代と同じ木製の橋にかけかえられました。
かつてはこの正面に、北惣門と虎口(こぐち=城の出入り口)がありました。
松江城に裏口入門
お掘りを渡ったら、いよいよ松江城内。
車を大手前駐車場に停めていたら、正攻法だったのに、城山西駐車場に停めたばかりに…
おかげさまで、ノーマークだった塩見縄手を観れてちょっと得した気分♪
とは言うもののなんだか、他人様のお宅にお勝手口から入るような残念さがありました。
二の丸跡
ひろびろとした曲輪。
御書院や御広間があったところです。
石段がワイルド。
ここはお客様を迎える道ではなく、いかにも城内の武士が使うための、という感じ。
柵の向こうが池、と言っても観賞用の池ではなく…
馬洗池
馬を洗ったり、馬の身体を冷やしたりするための池。
築城当初からあったものの知名度が低かったため、新たに整備されたそうです。
当時の松江藩士はお城の裏側を見ながら、石段を上がって行ったのですね…
と、往時をしのぶのがだいすき^^
北ノ門
通用門、という感じ。ひっそりとありました。
裏口入門いたします。
1611年築城、現存天守の松江城
松江城 全景 横(西)
松江城 全景 正面
日本に現存する12天守の中の、兵庫県姫路市の姫路城に行ったことがあります。
姫路城知らない人いる?というぐらい有名な「白鷺城」の異名を持つ美しいお城。
世界的にも有名な姫路城、worldheritage!
2015年、お化粧直しが済んで、「白すぎ城」とも呼ばれていますが、姿かたちが優雅ですね〜♪
松江城は、屋根の形状が千鳥が羽根を広げたよう、ということで千鳥城と呼ばれているそうです。
岡山城が烏城(うじょう)と呼ばれているのは、下見板張りが黒いから、カラスだそうですが、鳥の名前が多いような??
松江城の石垣は、滋賀の穴太衆(あのうしゅう)が関わった穴太積みだそう。
大坂城の美しい石垣は、打込み接ぎ(うちこみはぎ)、という積み方です。
撮影:大阪城 2022年4月4日
昨年、直木賞受賞作 今村翔吾著『塞王の楯』を読んで以来、石垣や城の縄張りなどにも興味を持つようになりました。
知れば知るほど ワクワクの範囲が広がって楽しいなぁ〜^^
城内と天守からの眺め
松江城入城チケットは、外のチケット売り場で購入します。
チケットを持って、お城入り口へ。
自分の靴は自分で持ち歩き!(靴を入れる袋はくださいます)
場内薄暗くて、シャッター速度が遅いので 写真ぶれてたりしますが載せておきます
階段を上がっても、まだ地階^^;
祈祷札
地下の柱部分に、松江城が完成した時に貼られた祈祷札(レプリカ)。
この祈祷札が存在したおかげで国宝に指定されました。
松江城築城にあたり、ひとりの少女が人柱になった、と言われているそうで、その魂を鎮めるためにも御札が貼られたのかな、と。
塩蔵と井戸
籠城することになった場合に備えての塩と水。
お城の中に井戸が現存するのは、松江城だけだそうです。
最大柱と彫り込み番付
天守最大柱(東)
天守最大柱(西)
姫路城の心柱は25m(材木2本繋いだもの)あり、地階から5階までを貫いていますが、
松江城の柱は、
心柱のような大きな柱は使わず、2階分の長さの通し柱をバランス良く配置することで、荷重を分散させるという当時の先進的な技法が採用されています。
出典:しまね観光ナビ
写真上:梁の上に立てられた柱
彫り込み番付
柱に刻まれた番号、上の写真は「十の九下」と彫り込まれています。
この番号は築城の際に、どこに配する柱かを示していたそうです。
敵を撃退する工夫や仕掛けが多数!
石打棚
付櫓にある台の上から攻撃できるようにもなっていました。
石落とし
壁際の床板をあげて石を落として敵を攻撃する仕掛け
鉄砲狭間
矢狭間
天守へ
下:天守から南側を見晴るかす
正当な回り方をすれば…
大手門から入れば、松江城を建造した堀尾吉晴の銅像が迎えてくれます。
13mの高さの石垣がそびえる「馬溜(うまだまり)」も見れますし、
天守への本坂は歩きやすそうな階段が続いています。
打込み接ぎのきれいな石垣もみることができます。(石垣の6割が打込み接ぎだそう)
私達は、裏から入って、少しだけ入り口を撮影して、また裏から出ました。
どちらにしても、車を停めるところがポイントですが…
塩見縄手を見ようと思うと…結局歩かなくてはね。
この先にチケット売り場があります。
あぁ、楽しかった〜!!
平日で空いていたこともあり、観光所要時間は
北惣門橋を 14:30に渡り、再び 北惣門橋に戻ってきたのは 15:20
たくさん写真を撮っているので時間多めにかかっていると思います。
お城の中だけ観て回るならもう少し早く回れるかもです。
現存12天守
まだ2城しか行ってないですが、ちょっと頑張れば全制覇できそうな気がしてきました^^
弘前城(青森県)
松本城(長野県)
丸岡城(福井県)
犬山城(愛知県)
彦根城(滋賀県)
姫路城(兵庫県)
松江城(島根県)
備中松山城(岡山県)
丸亀城(香川県)
伊予松山城(愛媛県)
宇和島城(愛媛県)
高知城(高知県)
歴史的建造物好きには、明治維新の廃城令と廃仏毀釈は残念すぎ!
タイムマシーンに乗って、そんなことしちゃダメですよ!!って言いに行きたいわ…
山陰旅行2日目も充実の1日でした!
最後までお読み頂きありがとうございます。
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