1日目のお昼ごはんは「滴翠」でいただくと決めていたので、旧大乗院庭園から歩いて、「滴翠」へ。
お店は祝日とあって、とても混んでいるらしく、空いたら電話します、と言われ、携帯電話番号と名前を伝えて近場に出かけました。
「滴翠」の隣りにあるのが瑜伽山園地(ゆうがやまえんち)。
こちらは、大阪の山口財閥の四代目当主・山口吉郎兵衛の別荘だったところです。
この敷地の一番北側に、「滴翠」、中程に高低差のある庭園、南側の小高いところに、高級ホテルのふふ奈良が建っています。
「滴翠」というのは、山口吉郎兵衛(やまぐちきちろべえ)の雅号だそうです。
兵庫県の芦屋市に「滴翠美術館」があるので「滴翠」という名前は知っていましたが、山口吉郎兵衛の邸宅だったんですね。
邸宅の一部を美術館として公開されているそうです。
瑜伽山園地の高低差のある庭を楽しみました
新しいですね。
平成31年に庭園の復元整備に着手し、令和2年から一般公開しているそうです…ということは、まだ2年目なんですね…。
え~っと、こちらの入園料は…無料! 行かなきゃ損w
門が閉まっているので、入っていいのか迷いますが、この柵は、鹿よけの柵だそうです。
入ったところは、洋風庭園のような佇まい。
正面に見えているのが日本料理「滴翠」です。
↓ 川のようですが、細長い川に似せた池。
木製の反り橋と、石の橋がかかっています。
竹林はダイナミックな景観!
一番高いところは、ふふ奈良へ通じる小道、宿泊客は、ホテルからもここに来れるようになっています。
ライトアップ用のライトが並んでいますね。
写真 ↑ 左側がふふ奈良です。
石段を上ると、山へ分け入っていくような気分になります。
野趣に富んだお庭です。
ここには、滝が設えてあったようですが、ほとんど水は流れていなかったです。
石畳の左側にも水の流れる溝があります。
湿地に多いシダ類が生えていて趣がありますね^^
浮見堂もタダ!w
瑜伽山園地の前には、鷺池と浮見堂があります。
ふふ奈良からの眺めは最高でしょうね。
浮見堂は鷺池に浮かぶ檜皮葺の六角堂。
鷺池には貸し出しのボートもあって、のんびりとオールを動かす親子連れもいらっしゃいました。
浮見堂に行く手前には、洞水門=水琴窟。なぜここに?
六角堂は、大正5年(1916)に建てられ、昭和41年(1966)に修復され、平成6年(1994)再建されたそうです、割と新しいですね。
夜間はライトアップもされているそうです。
歩き疲れたので、浮見堂の中で少し休憩しました。
茶人、文人、画家が集う土地
明治から昭和にかけて、このあたりには日本を代表する文人(志賀直哉ら)、画家が住居やアトリエを建て、文化人の交流が活発だったようです。
当時は街全体が文化的な雰囲気だったそうです。
「滴翠」から全然連絡が無いので、直接お店で待とうと、浮見堂をあとにしました。
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