大盛況のうちに幕を下ろそうとしている、国立西洋美術館で開催中のモネ展。
1月の下旬に行ってきました。
平日なのに、大変な混みようでした。
美術鑑賞の後は、上野公園内にある、日本料理の韻松亭でランチを頂きました。
目次:
明治8年創業の老舗日本料理店 風情のある建物
韻松亭は、以前から知っていて行きたいと思っていましたが機会がなく、今回始めての訪問でした。
予約は3日前に締め切られているので直前で韻松亭に決めた我々は、並んで入ることに。
11時半、すでに待っている方がおられて4組目でした。
30分ほど待って入店。
入口横の蹲に、鳥が来て水浴びをしていました、のどかな風景でした。
お茶室へ続く露地門のような門構え。
靴脱の正面に俵と床几。
米俵は古くから富の象徴とされ、「商売繁盛」の意味があり豊かさを象徴する縁起物なんですね〜^^
玄関脇から見たお庭。
何と言っても、韻松亭は、お庭より窓からの眺めが気持ちがいいです。
3階の西側のお部屋に通して頂きました。
この眺め!!見晴らしがいい!
一面の窓ガラスが開放的!
不忍池の辯天堂がよく見えます。
目にも鮮やかな花籠膳に気持ち華やぐ!
花籠
左上から
松風(マンゴー入)甘くて美味しい
卵焼き
海老酒煮、蓮根、椎茸、人参
ニシンの甘露煮
よせ豆富(青竹風の器)トッピングは金山寺味噌
蟹真丈 青竹の手前の白くて四角いもの
卯の花
桜漬け
こんにゃく、生湯葉
生麩田楽 トッピングは八丁味噌
南京、近江赤蒟蒻、絹さや
里芋、茄子
茶碗蒸し 季の焼物
焼き物は銀ムツ、脂がのっていて身が柔らかい。
茶碗蒸しは一見シンプルなのですが、中にごま豆腐入り!
これはみんなで美味しい美味しい、と言いながら頂きました。
食事 豆ご飯 止め椀
水菓子 笹巻き麩万頭
笹の香りが爽やか。
お料理の最後にさっぱりとお口直し。
煮物はどれもいいお味でした。
たくさんの食材を使って、シンプルだけど美味しい日本料理。
シンプルなものほど、お店の腕の見せ所。
歴史を守ってこられて、この味を守っての食べログTOP5000、納得です。
食べログTOP5000入りのお店はランチでも10000円越えのお店も多々ありますが、
韻松亭は
ロケーションがいい、雰囲気がいい、お味がいい、そしてお値段お手頃、と嬉しいことづくめ。
私達がいただいたのは2950円、焼き魚と水菓子が付いていない花籠膳は2300円。
一番安いランチは茶つぼ三段弁当で1690円からあります。
お作りや天ぷらが付く花籠本膳でも4180円、とリーズナブル。
※予約は、花籠膳・月 2950円以上のお料理で
余談ですが、近代日本の黎明期に韻松亭誕生
明治政府は、欧米に倣い、都市公園建設を計画し、徳川家の菩提寺・寛永寺の広大な境内に白羽の矢を立てました。
寺の境内は縮小し、上野に大きな公園ができました。
公園を訪れる人たちの為の飲食施設も必要、ということで公園開設に合わせて、日本料理の韻松亭と、西洋料理の精養軒が開業しました。
東京のおしゃれスポットはあちらこちらにありますが
歴史的建造物が好きなワタクシは、上野が大好きなんですね〜♪
中島京子著『夢見る帝国図書館』を読んでは、かつて帝国図書館だった、現・国際子ども図書館を見に行ったり、
お隣の黒田記念館、東京藝術大学、奏楽堂、国立博物館、国立科学館…もう、ワクワクが止まらない。
明治の頃は、上野周辺が政治・文化の中心だったのか、と当時に思いを馳せてうっとりしてますw
そんな明治初期に創業された韻松亭は150年の歴史を生き抜いてきたんだな、と感慨深いです。
ごちそうさまでした!
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