奈良・桜井市の長谷寺に行ったのはいいけど、わざわざここまで足を延ばして長谷寺だけで終わるのはもったいない!!
と、長谷寺かふぇでGoogle Mapを広げて 近くに観光地はないかと探していると、友人が薬師寺は??と言うので、
私、行ったことないし、行ってみる!!と即決。
奈良観光は名所旧跡が点在していてアクセスがイマイチ
電車で行くと結局、奈良駅あたりの東大寺、興福寺、春日大社あたりが便利で混み合うんですね。
近鉄大阪線の急行に乗って大和八木へ11分。
乗り替えの列車待ちで10分、
奈良は、名所旧跡が点在しているので、「わざわざ」行かなくてはいけないので観光しにくいです。
電車だと快速で10分強でも、駅徒歩22分、路線バスを使うと1時間近くかかるので不便。
有名どころへのアクセスがいまいち。
名所を結ぶ循環バスなどあれば便利そうだけど、ペイしないのでしょうか…?
目次:
歴史が古いだけに馴染みの薄い南都六宗
仏教伝来は、538年、とされています。
薬師寺の造営が始まったのが680年、天武天皇の発願だそうです。
その後710年、平城遷都に伴い現在地に移転。
薬師寺の回廊は、大阪の四天王寺に似ているな、と思ったら、こういうのを
四天王寺式伽藍配置、と呼ぶそうで、飛鳥時代の代表的伽藍配置だそう。
飛鳥時代に建立されたお寺の代表的なものは
飛鳥寺(588年)、四天王寺(593年)、法隆寺(607年)、浅草寺(645年)。
東京の浅草寺が入っているのが意外♪
聖徳太子仏教と呼ばれる南都六宗が平城京を中心に栄え、そのひとつ、法相宗のお寺が薬師寺なんです。
鎌倉時代に、広まった鎌倉新仏教、
道元の曹洞宗、日蓮の日蓮宗、一遍の時宗は、浸透してますけど。
四天王寺式伽藍配置で建てられた薬師寺、広々としている!
薬師寺は、駅近なので便利です。
北受付のある輿楽門から入りました。
ぐるっと回って、南受付の方から入ると正面から入れます。
駅近のこちらは裏口入門、といった感じ。
全部建物の裏側を見て進みました ^^;
時間のある方は、南から入ったほうがいいです。
神社仏閣、南が正面ですもんね!
入場料1000円、高っ!と思ったけれど、中に入ると、その素晴らしさにしばし時間を忘れるので妥当ということで…。
南側からやり直しで、境内を見ていきました
中門と、東塔、西塔
こちらが正面です。
境内に五重塔がふたつもあるお寺は、他には知らないのですが、薬師寺が力のあるお寺だったことは想像できます。
贅沢に広々と敷地を取っていて、清々しい空気に満ちていました。
二天王像
仁王像といえば、鎌倉時代の運慶の仁王像をイメージします。
仁王様は裸で、木の材質そのまま、彩色していないワイルドな立像。
ですが、ここ薬師寺の二天王像は、鎧を身に着けて、カラフルです、
お姿も中国かインド風で、運慶のものとは趣を異にしています。
阿形と
吽形
《東塔》
白壁でシンプルな見た目。
《西塔》
連子窓多用でカラフルな西塔。
金堂
威風堂々と言った立派な佇まい。
大講堂
食堂(裏側)
人気のない広い境内にいるとタイムスリップした気分に
広〜い境内にポツンポツンと建つ建物。
贅沢な空間。
1300年以上前からここにある。悠久の時の流れを見てきた薬師寺の建物。
近くにマンションなど近代建築や構造物が見えないので、すっかり奈良時代にタイムスリップしてしまいます。
日本独自の雅な平安文化が花開いた京都が人気ですが、逆にこのゆったりとした感じが好きな方もいらっしゃいます。
そんな友人のひとりは、この雰囲気が好きで写経に通っています。
写経道場も素敵なところ
大きな写経道場。境内ではなく別のところにこんな立派な建物が。
道場の奥には、
玄奘三蔵院
法相宗は始祖を中国、唐時代の僧侶・玄奘三蔵(602-664年)とし、玄奘三蔵の頂骨(頭の骨)をお祀りしているそうです。
御朱印、頂きました
300円。
薬師如来、の文字がくるくると丸く運筆の跡。
サラサラっと書かれる手元をガン見してました。達筆!
京都は大好きな街ですが、コロナが終わった今、インバウンドでものすごい人出。
人ごみを避けて、奈良観光へと出向いたら、本当に観光客が少なかった…。
思惑通りで大成功だけどちょっと拍子抜けでした。
有名だから一度は行ってみたいと思っていた薬師寺を訪問して歴史を感じられてよかったです。
歴史ある 有名なお寺、調べて語りだしたらきりがないので、サクッと行ったこと記録にとどめます。
と充実の一日でした!
それにしても快晴。
写真がきれいで大満足^^
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