少しご無沙汰してました。
宝泉院の3つの庭園のうち、未UPの宝楽園をご紹介します
3つのうち、2つ、盤桓園と鶴亀庭園は客殿から観ることのできるお庭ですが、
宝楽園は、客殿を出て、まっすぐ向かい側にある門の向こう側にあります。
こちらのお庭は、2005年に作られた新しいお庭です。
長野県にある園冶という造園業者が作った枯山水庭園。
三千院や、実光院、宝泉院の2つのお庭は 客殿から見て楽しむお庭ですが、宝楽園は、巡って楽しむお庭です。
趣のある門の向こうに広がる、精神世界とは…。
宝楽園の深い緑に癒やされて
ここから、下りていきます。
池の渕を上ったり下りたりする池泉回遊式庭園とちがい、枯山水庭園で、狭い範囲ですがアップダウンがあるのが珍しいです。
谷に下りていくイメージです。
下:石を組んで橋を渡してあります。
祠の屋根が見えています。
紅葉の枝を眼下に観る、というのも珍しいです。
下:円錐の盛砂(立て砂)があります。
上賀茂神社の盛砂は、神が降臨された神山を象っているそうです。が、ここはお寺の敷地内なので、特に宗教的由来はないのだと思います。
銀閣寺にも向月台という砂の山が盛られています、作庭にあたり、意匠として取り入れられたのかなと思いました。
高さ1メートルぐらいの砂山。
ここが一番お庭の底ですね。
ダイナミックな枝ぶりの木。
このお庭の木々は、手を入れていないせいか、自然のままのワイルドな景観になってますね^^
石もすっかり周囲の苔などに馴染んでいますね。
2011年ごろの宝楽園の写真を見ましたら、まだ石も新しくて…
10年ですっかり風情のあるお庭になったようです。
三千院の参道から律川を越えて、一番奥がこの宝泉院です。
前回大原を訪れたときは、三千院が目的地で、もう数分歩くだけで実光院や宝泉院があるのによく知らず残念なことをしました。
今回は、ゆっくりお庭を見て回れて大満足です。
どのお庭も緑が濃く深く、1000年の歴史を感じながら歩くのも楽しかったです。
もうひとつ、勝林院塔頭の来迎院が三千院の手前の道奥にあります。
こちらのお寺の観覧時間が15分、お堂の前庭だけなのでパスしました。
お昼ごはんの後は、若狭路(鯖街道)の反対側にある寂光院に向かいました。
若狭路の大原案内所まで三千院から10分、更にそこから徒歩15分で寂光院です。
歩くので、足に馴染んだ歩きやすい靴で…ハイヒールは✕!
続きます…^^;
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