旧居留地の壺中天でランチの後のお茶は…
元町周辺で探そうか…と友人がスマホでチェック、乙仲通りの甘味処かゑでさんを提案してくれました。
神戸大丸から少し南下、乙仲通りのカフェ激戦区にあります。
カフェ激戦区、乙仲通りの新店・甘味処かゑで
道を挟んで西隣が
行列ができるおしゃれ カフェRond sucre cafe(ロンシュクレカフェ)
斜向かいが
お得なモーニングが話題のジェラート店、yellow 神戸元町店のある辻に、果敢に出店、
テイストが違うので大丈夫か、
甘味処 かゑで。
今年の3月中旬にオープンしたばかりの新しいお店です。
外観スッキリ、インテリアも今流行りのモダンな無機質空間で、一般的な甘味処とは一線を画しています。
ゆったり6人がけのテーブルと、
カウンター5席。
写真下のカウンターの前でお茶を淹れてくださいます。
13時半ごろ入店。
すでにカウンターに3人連れの先客あり、更に2人づれの女性客入店。
6人掛けテーブルの反対側にカップル…と 平日の昼間なのに次々にお客さん来店。
こういうタイプのお店が少ないので、ゆったり、まったりするのにいい感じです。
とにかく、空間が広くてクールな空間が気持ちがいいです。
メニューは日本茶と甘味
甘味処といえど、餡、練り切りなどの和菓子はなくて、
くず餅、葛切り、かき氷、の3種、シンプルなメニューです。
かゑでさんでは、お茶(日本茶)7種を丁寧に淹れてくださいます。
日本茶は煎茶や玉露、かぶせ茶、ほうじ茶…などの呼び名しか知らず。
やぶきたは知っていましたが、冴あかりや奥豊か、奥緑などのお茶は初めて。
お茶のこと、いろいろ説明してくださいました。
甘味
葛きり 1,200円
葛もち 1,200円
*甘味&お茶のセット 1,800円
【季節限定】
かき氷
* 国産ぶどう 1,500円
* 煎茶金時 1,200円
お茶 全700円
*やぶ北
栽培面積の75%がやぶきた茶だそうです。
苦味、渋味、旨味のバランスの良いお茶
*冴え緑 2種(どちらかチョイス)
やぶ北種と天然玉露と言われるあさつゆ種をかけ合わせて生まれたお茶。
* 濃厚な甘みの後に爽やかな甘み
* すっきりとした上品な甘み
*冴えあかり
萎凋茶(いちょう‐ちゃ)=わざと茶葉を萎れさせて、少し発酵させたお茶
口に広がってすっとえていく甘味
*奥豊か
奥豊というお茶の品種。「おく」と付く名前のお茶は、晩生の品種でやぶきたとは収穫時期が違うのだそう。
芳醇で豊かな味わい。強い甘みと旨味
*奥緑
晩生の品種でアミノ酸(テアニン)を多く含むので濃厚な旨味がある
濃くやわらかな旨味とすっきりとした甘み
*萎凋茶
旨味の中に花香を感じる新感覚のお茶
*釜炒り茶
独特な釜香が楽しめるお茶
*ほうじ茶
口の中に広がる贅沢な香りと味わい
緑茶も烏龍茶も紅茶も、原料は同じお茶の木(学名:カメリアシネンシス)と初めて知った時は驚きました ^^;
発酵度合いの違いで全く違った味わいになるなんて、奥が深いわ〜と思っていたら、
この度、さらなるお茶の品種を知り、
今静かに話題の?? 花の香りがするという萎凋茶のことも知りました。
静かに口に含んで鼻腔を駆け抜けていくお茶の香りを楽しむ…なんて大人の楽しみでしょう♪
くず餅とお茶のセット 1800円を頂きました
中華のお得ランチの2倍の価格ね〜^^
吉野本葛を使ったくず餅です。
時間が経つと白濁するため、すぐに食べてください!とのこと ^^;
注文を受けてから丁寧に作られるのです。
そして、食べるときは一気食い?? ^^
焦ったら、きなこが気管に入りそうになるから気をつけて!!(笑)
氷水を張った器からきなこのお鉢に入れるのが難しい^^;
お箸でつまむと滑らかすぎてつるつる滑るので、器の縁からゆっくり移そうと思うと、今度は粘りがありすぎて一苦労。
ややこしい小動物と格闘してる気分だったわ… ^^;
家で作ったスライムみたい。
お店でも販売している吉野本葛を使ってらっしゃるそうです。
きれいな地下水を使い、厳しい冷え込みの奈良の山間部(大宇陀)で寒晒し(吉野晒と言うそう)した吉野本葛。
神戸のグルメブロガーのわさびさんによると、ご主人は、森野吉野葛本舗で勤務しておられたとか…
吉野葛の魅力を伝えるためにお店を出されたのかしら?と勝手に想像〜^^
写真下
窓の外は、乙仲通り。
店頭販売されているのは、吉野本葛の他に、メニューにあるお茶(ティーバッグ)。
しまった! 日本茶の写真、撮り忘れ orz
日本茶は小ぶりのお湯のみに3煎までいただけます。
茶葉の開き具合でお味も香りも変わります。
2煎目くださ〜い、って声をかけて、お湯のみを渡すと、また持ってきてくださいます。
お薄を立てるときのように、茶釜から竹の柄杓でお湯をすくって…
神聖な儀式のようにお茶を淹れてくださる奥様。
器は、山本長左(やまもと‐ちょうざ)、宮内庁御用達の九谷焼の窯元が作る高級湯呑み。
1990年に天皇皇后両陛下 御紋入洗杯を製作して以降、毎年のように皇室から依頼を受ける妙泉陶房の山本長左さん。
カップ&ソーサー 一客 52800円税込み。
エルメスも、ロイヤルコペンハーゲンも蹴散らす勢い。
私達が使わせていただいたお湯呑みは、藍古九谷、1万円〜13000円ぐらいかなぁ_
ニュータイプの甘味処、お茶も、葛も本格的、お試しあれ♪
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