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【京都】桂離宮は当日の空き狙い!最高の名園と謳われるお庭を楽しむ

桜の花便りがあちらこちらから届き、この週末は、どこも混み合いそうですね。

 

今年は、観劇予定が詰まっていてなかなか日が取れないのですが来週行こうと思ってます。

お天気がいいと良いのですが。

 

さて。京都プチ旅行の続き、2日目の最大の目玉は桂離宮

 

2日目の行き先は、当初、重森三玲庭園美術館銀閣寺方面に行く予定でしたが、プチ旅行の両日ともに庭園美術館は予約でいっぱいだったので、真如堂金戒光明寺に行き先変更したものの…

 

三条から行くバスの時刻表調べるの面倒w、と、四条から阪急で一本の桂にある桂離宮に行ってみようかしら、とググってみたら当日参観に空きあり!

行ってみることに♪

 

以前は、往復はがきで申し込みをする方法しかなかったので訪問はハードルがたかかったのですが、

昨年、修学院離宮に、当日受付があるのを知ったので、桂離宮も調べてみたのです。

阪急桂駅から徒歩10分ほど。

北側の入り口から向かいました。(正面が当日受付)

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希望の時間が満員のときは、2度足を運ぶことになりますが、行ってみる価値ありです。

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当日申込みのテントのところで、申込用紙を記入します。

本人確認書類(免許証など)を提示し、参観料1000円を現金払い。(現金払いのみ)

時間になると、事前申し込みの方と一緒に門内へ。

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荷物をロッカーに預けて待合で待ちます。

ロッカーは、空きが少ないので万が一に備えて大荷物は持って行かないほうが吉。

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10人ずつのグループで案内の方とともに廻ります。所要時間1時間
要所要所で立ち止まって説明してくださるので、とても興味深くわかりやすかったです。

桂離宮は最古の回遊式庭園だそうです!

庭園めぐり開始!

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表門と御幸門

まずはこちらの茅葺きの門をくぐりますと…

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正面に閂のかかっている木製の門が表門です。⇓

あちらから入って、この長いアプローチを経て御幸門を通って書院へと向かっていたのですね。

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中央を高く、端を低くした「かまぼこ道」で水はけを良くし、ところどころ、目立たないように、排水口も設えてあります。

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この⇓ 御幸門(みゆきもん)は、後水尾上皇をお迎えするためにつくられたそうですが、その後失われ、現存するこの門は、家仁親王(やかひとしんのう 江戸時代中期)の時に再建されました。

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ここから書院へ向かう通路(御幸道)は、細かい石をびっしりと敷き詰めて、「舗装」されています。

雨の日も、足元が汚れないように、という配慮ですね^^

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  ⇓ 橋の向こうは書院です

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外腰掛

茅葺きの外腰掛。

この先にある茶室・松琴亭の待合です。

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外腰掛の前は、蘇鉄山。ワイルドな景観です。

盛り土で高くして、視界を遮り、あえて池を見渡せないようにしているそうです。

そうすることで、松琴亭からの見晴らしの素晴らしさが引き立ちますね。

蘇鉄は、薩摩藩島津家からの献上品。

二条城の蘇鉄は、藁を被せてありましたが、こちらの蘇鉄は緑を楽しめました。

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松琴亭に向かいます、池が見えてきました。

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州浜

丸く平たい石を敷き詰めて、先に灯籠を据えて、岬と灯台に見立てています。

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奥の石橋と石の連なりは、天橋立 ⇓ と呼ばれていました。

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松琴亭

園内には4つのお茶室がありますが、その中でも一番格式が高いとされている茶室です。

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白と紺色の市松模様がモダンな印象の襖。

これは、池の向こう側の月波楼からよく見えて、夕刻には西日が差し込んでこの襖が映えるそうです。

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お水屋が外に設えてあります。(竹簀子や竈 ⇓)

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にじり口

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船着き場

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お茶室の横には船着き場があり、船着き場には必ず灯籠が吸えられています。

当時の人は、この池に舟を浮かべて舟遊びをしていたようです。

灯籠の明かりを頼りにお月さまを見ながら池を巡っていたのでしょうか?

優雅ですね~^^

賞花亭

茶室・賞花亭は、小高いところにあり、鬱蒼とした木々の間を通っていくので、街中にありながら、山へ来たような気分になりながら進みました。

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残念ながら、この時は、茅葺屋根の葺き替え工事中でした。今日で終わるみたいですね^^;

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通行止めですが、書院へ渡る橋もあります。

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 ⇓ 園林堂へ向かいました。

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園林堂(おんりんどう)

宝形造(方形造り=屋根が四角錐)のお堂です。

火灯窓がある寺院風建物(お堂)なので、この池泉回遊式庭園には異質な感じがします。

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なんと!!この ⇓ 扁額の文字は、後水尾天皇の宸筆だとか!!達筆^^

この美しい扁額はレプリカで本物は収蔵庫に保管されています。

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今はこのお堂の中は空っぽだそうです。

後陽成天皇(ごようぜいてんのう)の弟君、八条宮初代・智仁親王により別荘として創建された桂離宮ですが、この園林堂は、二代・智忠親王により建てられました。

智忠親王は、新増築を行い、ほぼ今の庭園の形に整えたそうです。

 

この細かい石を敷き詰めてある部分は、屋根からの雨水を受けるところです。

雨樋がないので、地面が雨水で削られないようにするための工夫ですって。

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園林堂の周辺だけ、天然石ではなく切石 ⇓ を使っているのは、この建物が持仏堂(仏様を収めているお堂)だからだそうです。

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笑意軒(しょういけん)

建物名は李白の『山中問答歌』の一節から採っているそうです。

鄙びた田舎風のお茶室。

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水深が浅い様に思うのですが? 舟の底が池底に着きそう^^;

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笑意軒の扁額は、曼殊院良恕法親王後陽成天皇の弟)の筆。

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窓の外に、田園風景が広がっています。

…て言うか…景観を損ねないように、笑意軒の南側の農地を買い増したとか。

 

深い軒下の待合に置かれた大小の石。ユニークですね^^

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お茶室には、船着き場と灯籠がワンセット。

こちらの灯籠は、三光灯籠と言って、火口が○(太陽)や三日月、星の形になっているのだとか。

脚の無い、ペタンと低い、珍しい灯籠ですね。

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書院

ただいま屋根の葺き替え工事中で観ることができませんでした。

工事は令和5年9月までだそうですから、また改めて訪問したいです。

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月見台

 

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この台に出てお酒を酌み交わしながら、お月様と、池に映る月を眺めていたんですね。

月見台の前は ⇓ こんな風景。

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池に下りる石段もあるので、ここから下りて舟遊びにも行ったのでしょう。

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広い…

桂離宮の敷地面積は約7万平米ですが、そのうち、5万8000平米が庭園なのだそう。

こんなに広い池泉回遊式庭園、初めてかも!

嵯峨の大河内山荘も広いですが…。

廻り甲斐があります!!

月波楼(げっぱろう)

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御輿寄(おこしよせ)

書院の玄関。

奥の障子の幅が狭くなっていて遠近感で広く見える、という工夫がなされているそうです。

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これにて終了♪

 

ふと門を撮ろうと振り向くと、ずっと後ろをついてこられてる方が まだ見ておられた。

この方は、グループからトンズラしたり(笑)、池に落ちて行方不明になったりしないか見守っている方なのかな?と思ってました^^;

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いや~、見応えありました!!

興味深かった!!

また、季節の良い時に行きたいです!!

 

◆外部リンク

宮内庁参観案内:申込要領:桂離宮

 事前申込みの空きが生じている場合は当日8時30分に現地受付窓口及び宮内庁ホームページ上に掲示されます。

当日8時40分から先着順に、参観時間を指定した整理券を配布し、満員となり次第、受付は終了となります。

 

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