ここ数年いかなごを炊いていない…
瀬戸内に春を告げる イカナゴ漁。
神戸近辺では 3月上旬から中旬 街角にいかなごを炊く匂いが漂ってます。どの家庭も、この季節のものだから、と毎日せっせと炊いて 遠くに住む親戚や友人にお裾わけしたりしますが…
ここ最近、いかなごの不漁で 1キロあたりの価格が高騰しているばかりか まずお目にかからない。
解禁、と聞いてもいつのまにか終わってます。
今年は 大阪湾のいかなご漁は解禁から3日で終了した、とニュースになってましたね。
相場は1キロ1000円前後と思いますが 最近は1キロ3500~5000円、と聞きます。
今年も解禁翌日に3000円ぐらいで売ってたのですが 躊躇しているうちに、終了!!
もう庶民の口には入らないのかしら、と心配になってきます。
ここ3年ほど いかなごのくぎ煮を炊いてないので 久しぶりに食べたくて 今日買ってみました。
1パック400円。 裏を確認したら…たったの40グラム!
40グラム400円てことは 100グラム1000円!! オソロシイ。
あ~ あの1キロ3000円のいかなごを買っておけばよかった… 今更悔やんでも後の祭りですが。
今年もいかなごを炊けず…
いかなごの釘煮は みなさんマイレシピを持っている
いかなごのくぎ煮に飴をいれるご家庭もあれば みりんを入れるの入れないの、とみなさん一家言お持ちですね。
《我が家のくぎ煮レシピ》
いかなご 1kg
黄ザラ 250g
醤油 250g
生姜 50g
水飴やくるみ、山椒など入れるお宅もありますが 我が家は至ってシンプルでわかりやすいでしょ?
お鍋に醤油を入れ 黄ザラを入れて 黄ザラが溶けたら いかなごと生姜の千切りを投入。
いかなごは傷みやすいのでお箸で混ぜたりせずにお鍋を返すか お玉で煮汁を掬ってかけて火を通します。
30~40分煮て 煮汁が底の方に少し残ってる状態で火を止めます。
煮詰めないで 煮汁を少し残した状態で ザルに取り、お皿に広げて冷まします。
こんな風に ↑ コブラみたいにいかなごが立つと うまく煮えたな、って思います。
最後に炊いたのが2015年でした。 今度はいつ炊けるのでしょうか?
いかなごは 不漁どころか 禁漁にしている地域もあり、来春以降も同じような不漁が心配されます。
瀬戸内の春の風物詩なだけに 食卓に登らなくなるととても寂しいです。
漁は自然環境とも関係があるので 海環境がよくなるのを待つしかなさそうです。