以前から気になっていた懐石料理のお店
神戸さえきに行ってきました。
万葉のいにしえに心を澄ませます
四季折々の風情…
詩人が奏でる料理絵巻・・・・と謳っているだけに
東急ハンズの隣の隣のビルなのに
都会の喧騒を忘れさせてくれる 侘・寂の世界で
のんびりゆったりと 手の込んだ美しいお料理を頂いて
心ゆくまで楽しみました。
入ってすぐのところに 蹲(つくばい)のある坪庭があります。
カウンター席と 個室が2つ、個室の一つにはお茶室も付いています。
お部屋は 落ち着ける 掘りごたつ席。 足が痛くなくてうれしい♪
古都遊膳 3500円(税・サ込み)←ここポイント
お食事が始まる前に きなこをまぶした黒豆と すだち水が運ばれて来ました。
切子のグラスが涼しそう♪ 爽やかな口当たりのすだち水が涼を呼びます。
◆食前酒
◆夢前菜
しめじとイチジクと菊菜の和え物 旬のイチジク 肉厚で美味~
高月に載せて、恭しく運び込まれました。
ちょっとしたサプライズ感ありでうれしい!!
◆椀盛
松茸と冬瓜のお吸い物
薄味で上品。 松茸は、秋の訪れを感じさせてくれますね!
今年初!
オレンジ色のものは 百合の花だそうです!
◆遊膳
美しい~ わくわくする~!
*ウサギの形の蓋物は、ヒラメのお刺身、ぷりっぷり
*その隣は蓮根、しし唐・・・下に鮭の柚庵焼き 脂が載ってておいしい!
*茄子型の器には 温泉卵が・・・薄めのお出汁
*横笛型の器には、右から さつまいものレモン煮、昆布巻き、チェリートマトのワイン煮、
南瓜の煮物、きぬさや、茶せん茄子、海老、伊達巻卵。
茄子にちょっとエグ味がありました。
*菊型の蓋物には 鱧の南蛮漬けが
◆進肴
かにの冷製茶碗蒸し
あっさりしたかに身の下のプルンとしたゼリー状の餡は濃い目の味付けです。
天盛りにした おろししょうがの香りが爽やか♪
◆御飯
はものそぼろごはん
甘辛く味付けした この季節ならではの鱧をそぼろにしてあって 食が進みます。
葉山椒が爽やか
おかわりOKみたいでしたが、もうお腹いっぱ~い!
◆水菓子
巨峰のゼリー流し
クリームの上に ザクロ
涼やかなガラス器に入って こちらは夏の風情。
舌に美味しく、目に美しいお料理を楽しみました。
薄味と濃い味、お料理によってめりはりがあったのも良かった。
和食は 食材で季節の移ろいを感じられて嬉しいですね♪
夏の鱧、旬のイチジク、これからの季節の松茸。
季節感がなくなってしまった現代人の私たちに
日本の季節の味覚を思い出させてくれます。
夏から秋へと季節がかわっていくのが 食材で、お料理の演出で感じられました
ご主人が陶器を趣味にされているらしく こだわりの和食器です
一閑人(人形がついている)のがお好きらしいです♪
お会計の後は、お見送り頂き、気持ちのいいお店でした。
大満足~
箸置きは、「小舟と船頭さん」 凝ってますね~
ご馳走様でした!
*** 神戸さえき ***
℡:078-321-3033
営業時間 AM11:30~PM2:00
PM5:00~PM8:30(L.O.)